身につけるアート

私が作るジュエリーは、単なる装飾ではない。
それは、静寂の中で生まれた思考と感覚が宿る、「身につけるアート」。

ジュエリーは、身につけることで初めて完成する。
静寂の中で形づくられたものが、
身につける人の動きや光と共鳴し、新たな表情を生み出す——
まるで、身につける人とジュエリーが対話しているかのように。

「唯一無二の形」

ジュエリー制作の工程では、図面だけでは測れない感覚がある。
どの角度から光が当たるのか、どの曲線が一番美しいのか——
それは、実際に手を動かしながら見極めるしかない。

静寂の中でこそ、素材の声を聴くことができる。
金属の温度、硬さ、叩いたときの反応……
それらをじっくり感じながら、一打ずつ形にしていく。

大量生産ではなく、手の感覚で生まれるジュエリーは、
その瞬間にしか生まれない「一度限りの形」。
だからこそ、身につける人の個性と共鳴し、唯一無二の存在になる。

 

 

ジュエリーは、ただの装飾ではない。
それは、纏うことで完成するアートピース。

指先、耳元、首元——
身につけることで、空間に新たなバランスが生まれ、
動きや光と共鳴しながら、その人自身の表現となる。

私は、自然の流れるような曲線、静と動のバランス、
そして伝統技法が生み出す精密な美を組み合わせ、
ジュエリーという小さな世界に、無限の物語を宿す。

静寂の中で生まれたジュエリーは、
身につける人の感性と共鳴しながら、唯一無二の存在へと昇華する。

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