簡単!すばやく!シルバーの変色をキレイに戻す2つの方法

簡単!すばやく!シルバーの変色をキレイに戻す2つの方法

シルバージュエリーの良さは”軽さ””と”温かみのある色”です。シルバー系の貴金属にはプラチナ、ホワイトゴールド、シルバーがありますが、この3つの中でシルバーは唯一ほんのり黄色みを帯びた色で、どことなく温かみを感じさせてくれます。また、ゴールドやプラチナと比べて軽いので大ぶりデザインでも、つけた時に重さの違和感を感じさせません。

そんな良さがある一方で、シルバーの短所は時間とともに変色してしまう事です。

しばらく使っていないシルバージュエリーを久しぶりに出したら真っ黒だった!なんて経験はありませんか?

こんながっかり体験を防ぐために、多くのシルバージュエリーはメッキをかけているので、本来のあの温かい色が見えなくなってしまっています。

また、ブローチやカフリンクスなど、服(布)と接触するアイテムの場合、メッキをかけずにシルバーの地肌のままだと服とこすれる度に汚れを付けてしまうため、汚れ防止目的でメッキをかけるのが普通です。

この様にシルバージュエリーはアイテムや用途によって地肌のままのものもあれば、メッキをかけたものもあります。

地肌のシルバーは、どうしても黒く変色する事は免れません。でも、出来るだけ変色しないように保管するコツはあります。正しい保管やお手入れでシルバージュエリーと上手に付き合ってほしいと思います。

そこで今日は自宅にある物を使って、変色してしまったシルバージュエリーを綺麗に戻す方法をご紹介します。

変色したシルバージュエリーを元の色に戻す2つの方法

タイトルの様に、ここで紹介する方法は自宅にあるもので誰でも簡単に出来る事を条件にしています。そのため、この方法で可能なのは変色して黒くなったシルバージュエリーを変色前の色に戻す事だけです。金属についた傷は取れません。買ったばかりの鏡のようなピカピカの状態に戻したい、ぶつけて出来た傷を無くしたいなどの場合は専門店でプロの手によるメンテナンスが必要です。

二つの手軽に出来るクリーニング方法

自宅にあるもので簡単にシルバージュエリーを綺麗にする方法は大きく分けて2通りあります。

1.ひとつは湿式で、熱湯と塩を使います。

2.もうひとつは乾式で歯磨き粉と布を使います。

どちらの方法を使えば良いのかは、ジュエリーに宝石やガラス・ビーズが付いているかいないかで判断します。

石の有無でどちらの方法を使えばいいかチェック!

 酸化して黒ずんだシルバーアクセサリー

宝石やガラス、ビーズなどの付いていない、シルバーだけで出来ているジュエリーなら、簡単に隅々まで綺麗に黒ずみが取れる1の湿式がオススメです。

一方、宝石やガラス、ビーズが付いているシルバージュエリーは基本的に湿式はオススメしません。多くの宝石は熱湯の温度に絶えられませんが、どの宝石が大丈夫なのか判断する事は難しいです。
ガラスやビーズ自体は熱湯の熱に絶えられるものも多いですが、それよりもガラスやビーズを止めている接着剤が熱湯に漬ける事で剥がれてしまい、ガラス・ビーズが取れてしまうので熱湯を使う方法は避けて下さい。

ですから簡単に

シルバーだけで出来ているジュエリーは湿式

石やガラス、ビーズが付いているシルバージュエリーは乾式

と覚えてください。

では、湿式、乾式、それぞれのやり方をご紹介します

乾式と湿式、それぞれの変色したシルバーをもとの色に戻す方法

自宅にあるものでシルバー製品は綺麗に出来る

1、湿式/塩とアルミを使う

【用意するもの】
塩・大さじ山盛り5杯 スプーン 割り箸 アルミ簡易鍋 熱湯

アルミ簡易鍋がなければ普通のお鍋の内面にアルミホイルを貼って代用してください。食べ物を調理するお鍋でジュエリーの汚れを取る事に抵抗がある人は100円ショップで買うか、コンビニで売っている冷凍の鍋焼きうどん等はアルミ簡易鍋を使っているので、お昼を鍋焼きうどんにして(真夏は暑いかも)食べ終わったらキレイに洗って使って下さい。

【やり方】
わかりやすい動画を作りました。ご覧ください。

順番を解説すると

1. アルミ簡易鍋に熱湯を注ぐ

2. 塩を投入。かき混ぜて完全に溶かす

3. シルバージュエリーを入れる(やけどしない様に割り箸で)

4. 10秒待って取り出す

5. 水でキレイに洗って塩分を落とす

これだけです。簡単ですよね!?

もし落ちてない部分があったら、塩入り熱湯に浸す時間を長くしてみて下さい。その時にコンロにかけると良いです。熱湯の温度が下がってしまうと効果が出なくなってしまうからです。

2、乾式/歯磨き粉と布を使う

乾式は湿式よりももっと簡単。
歯磨き粉を柔らかい布(着古したTシャツでもOK)に歯磨き粉を付けて磨くだけです。
みるみる黒ずみが取れますよ。この場合も最後にぬるま湯で歯磨き粉成分を洗い流す事をお忘れなく!
また、乾式の場合でも歯磨き粉に含まれる成分には宝石にダメージを与えるものもあるので、宝石に直接歯磨き粉がつかない様に気をつけて下さい。

繰り返しになりますが、いずれの方法でも出来るのはシルバージュエリーの黒ずみをキレイにする事です。金属についた傷そのものは消す事が出来ません。買ったばかりのピッカピカの状態に戻したい場合はプロにお任せするのが一番です。地元で長く営業している宝石店に持ち込んで相談してみて下さい。費用や方法など親身に相談にのってくれると思います。

(執筆 2017.2.13 更新 2022.1.10 無断コピー禁止)

ジュエリーのメンテナンス相談を承っています。お問い合わせはLINEからどうぞ

ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。

  • Made to Order

    Made to Order

    眞栄田とも子が作るフルオーダーメイド「ストーリージュエリー」制作事例 

  • Unisex

    Unisex

    眞栄田とも子が作る性別を超えたデザインジュエリー。明快なコンセプトとこだわった造形のライン。もちろん、眞栄田が一つ一つ制作しています。リングサイズを選べるのも、宝石変更のリクエストにこたえられるのも、自分で作っているから出来る事で、眞栄田のこだわりでもあります。 

  • 双子の真珠GOENDAMA

    双子の真珠GOENDAMA

    ご縁をつなげる、双子の真珠「GOENDAMA」を使ったお守りジュエリーです。